目で見る北方領土2013  平成25年10月23日(水)~25日(金)
北海道立北方四島交流センター1  平成25年度北方領土視察研修旅行は、会員団体の連合神奈川、神奈川県農業協同組合、神奈川県隊友会から13名、事務局から2名の15名で視察を行いました。
北海道立北方四島交流センターからの夕日
 最初の視察先は、根室にある北方四島交流センターです。
 ここでは、元島民の方からお話を伺った後、展示室などを見学しました。
北海道立北方四島交流センター2
北海道立北方四島交流センター
元島民による講話風景  元島民の中田さんからの講話。
 中田さんは色丹島の出身です。
 占領前の島での生活、終戦直後のソ連軍の侵攻時の様子や、占領後に2年間、ロシア人と共に過ごした時の事などをお話いただきました。
元島民の方による講話
 交流センター職員の方に説明をしていただきました。北方資料館展示室には、北方四島に関する歴史的にも貴重な写真、書物、地図などが展示されています。 展示室の様子
展示室の様子
展示室の様子 戦前の択捉土産の絵葉書
展示室の様子 戦前の択捉土産の絵葉書
当時の缶詰工場のラベル
当時の缶詰工場のラベル
 2日目は船上からの北方領土視察(国後島)と北方館の見学です。
 最初に北方館と望郷の家を見学しました。
北方館
納沙布岬 左が望郷の家右が北方館
納沙布岬  出迎えていただいた小田嶋館長、清水副館長に、岬及び北方館内を説明・案内していただきました。
 納沙布岬からは貝殻島灯台と水晶島がはっきりと見えます。
納沙布岬
 望郷の家には、元島民が記憶を頼りに書いた当時の地図があり、各住戸ごとに名前が記されていました。
 また、当時の写真や占領後の歴史などがパネルで展示されています。
北方館での説明の様子
北方館での説明の様子
北方館での説明の様子
北方館での説明の様子
パワードリーム号  見学後、野付半島までバスで移動し、別海町の観光船「パワードリーム号」に乗り込みました。最大乗客数92名の大きな船ですが、今回は15名で貸切です。
 乗船時間は約1時間半。心配された台風の影響もなく、よく晴れていました。
乗船した「パワードリーム号」
2階デッキもあり、遠くまで景色が良く見える
2階デッキ 野付半島
2階デッキ 野付半島
 尾岱沼港から乗船し、出港してしばらくは、左手に野付半島を見ながら航行しました。
 野付半島から国後島までは16kmの距離です。
そこからさらに約8kmの中間ラインぎりぎりまで近づきました。
 中間ラインに近づいた時、島と海の境界あたりに白っぽいものが見えました。
 肉眼では分からなかったのですが、双眼鏡で見ると建物が集まっていて、集落のようでした。
国後島の集落
国後島の集落
国後島
国後島  左手の高くなっているのが泊山と羅臼山、右手にうっすらとみえるのが爺爺岳
 「船上からの北方領土視察」は、今年で2回目です。 天候にも恵まれ、はっきりと島を見ることができました。
 島内にあるロシア人の集落などを目にし、そこに人々の生活を感じましたが、それが日本人の生活でないことに何とも言えないやりきれなさを感じるとともに、占領68年の年月の重さを実感しました。
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